正直村ファーム
農場
石垣島の市街地から西へ車で20分。
サンゴ礁と竹富島を見下ろす丘陵地にあるのが
島豚アグー専門の自社農場「石垣島正直村ファーム」
眼下にはエメラルドグリーンに輝く海、
夜には明かりひとつない満天の星。
周囲には民家もなくアグー豚がのびのび過ごすには
絶好の自然環境です。
決意
「正直村ファーム」という名称には「限りなく100%に近い純粋なアグー豚だけを飼って正直に育てていこう」という決意を込めています。
弊社は、後継者不足で苦悩するアグー養豚農家の悲痛な叫びを聞き、地元産業の一助となるべく30頭を譲り受けて2017年に農場経営に乗り出しました。
挑戦
絶滅危機から復活した「琉球在来種アグー」の繁栄を夢見て、馬鹿正直に試行錯誤を積み重ねながら養豚業に没頭してきました。
思うように成果が上がらず一時は経営危機に瀕しながらも何とか耐え忍び、丸4年の歳月をかけてようやく現在の300頭まで繁殖させることに成功したのです。
こだわりの肥育
きれい好きなアグー豚にストレスを与えない健康的な肥育法にこだわっています。
豚舎は設計上400頭まで肥育可能ですが、300頭を上限とすることで、のびのび過ごせるゆとり環境を提供しています。
運動不足にして半ば強制的に肥えさせる様なことは一切しません。
放牧・自然生態
豚舎の近隣に3000坪の「放牧場」を確保しています。
定期的に数十頭単位で豚舎と放牧場とを交互に引っ越しさせることで、太陽の下で走ったり遊んだりしながら、いつでも自由に牧草を食べられるという自然生態に近づけました。
ある日、柵が壊されて数十頭が逃走したことがありました。息を切らしながら汗だくで追いかけ回して、やっとの思いで放牧場に戻したことも今となっては笑い話です。
妥協しません
飼料にも妥協を惜しみません。一般的な養豚は粉末状の配合飼料だけで育てますが、当農場では石垣島の「泡盛もろみ」や「さとうきび糖蜜」をブレンドしたオリジナル飼料を与えており栄養バランスも申し分ありません。適度な水分で食べやすくなり香りも食欲を掻き立てているようです。
一般的な養豚と比較して3倍の肥育期間、つまり飼料にも3倍以上のコストをかけた正真正銘、本物のアグーです。
愛情いっぱい
生後6ヶ月で出荷する一般的な養豚の常識をはるかに凌ぐ20ヶ月という長い月日に渡ってじっくり育てるので、旨み成分のアミノ酸などを豊富に蓄積しながら成熟していきます。引き締まったキメ細かな肉質で、さっぱりした脂には旨みと甘みが凝縮されています。
愛情いっぱいに育てた心身ともに健康な「純血アグー」が「農業生産法人 石垣島正直村ファーム株式会社」の商標【満天アグー黒〇®(くろまる)】です。